沼尻將惠のお花と暮らす日々

四季折々の草花を素敵に見せるコツをご紹介します!

作品の作り方

日比谷のガーデニングショウや国バラで私の作品を見て下さっている方から『ハンギングやコンテナの作品はどうやってつくられるのですか』と聞かれることがあります。。お話をするほどの秘訣のようなものはないのですが、気をつけていることはテーマに合わないかなとちょっとでも頭をかすめたらその植物は絶対に使わないということです。失敗したなと思う時は大抵植物を絞り込めずに、余計なものを入れてしまい、テーマがぼけてしまっています。よくよく吟味して植物を選ぶように心がけています。あとは主役と脇役がはっきりしていること。主役は最も強い色。脇役はその補色を使うと良いように思います。
これは今年の国際バラに出品したハンギングです。タイトルは5月〜光と影〜。主役は光となる黄色のオステオスペルマム。脇役は主役の補色となる紫のカリブラコア。後は背景をテーマに合わせ黄色と紫の間の色、青そして緑でまとめた作品。色のもつ役割は大事です。難しそうですが、配色の基本を覚えてしまうと案外楽なものです。来月は色の使い方に注意した寄せ植えの作り方の講習会を自宅で開きます。その様子もまたご紹介したいと思います。