沼尻將惠のお花と暮らす日々

四季折々の草花を素敵に見せるコツをご紹介します!

コンテストに参加することの意味

今は私がガーデニングに目覚めた10年程前に比べると全国各地でガーデニングコンテストが開催されています。それは庭やコンテナガーデン、ハンギングバスケットなど多種にわたり、作り手としては大いに腕の見せ所でもあります。私はコンテストにどんどん参加することを勧めています。とにかく作品を出しましょうと。でもコンテストに参加するのは何の為でしょう。賞を取るためでしょうか。もちろんそれも大事なことですが、本来の目的は自分自身をステップアップさせる為だと思うのです。作品を作るためにテーマを決め、必死になってそれに合った植物を探しまわり、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら作品を仕上げていく。その過程を体験することが目的なんだと思うのです。それで賞を頂けたらラッキーですが、何の賞にも入らなくても構わないのです。作品を仕上げた時には既にステップアップして目的は達成しているのですから。そしてラッキーにも賞を取ることが出来たとしても、またコンテストに参加しましょう。もっともっと自分の技術を高めることができます。
この写真の作品は日比谷公園ガーデニングコンテストのコンテナガーデニング部門東京都知事賞をとった『鳥達のおしゃべり』

このハンギングバスケットも日比谷公園ガーデニングショウで東京都知事賞を頂いた『小さい秋みつけた』

これは国際バラとガーデニングショウで特別賞になった『木漏れ日の中で』
10年の間コンテストに出し続け、今写真で振りかえると初めの頃は恥ずかしい程に未熟な作品を作っていたと感じます。そしてどんどん作風が変わっていくのがわかります。それは一つの作品を仕上げる度にステップアップしてきた為の変化なんだと思います。なんだか理屈っぽくなりましたが、コンテストには参加しましょうってことです。